佐賀県「ふなんこぐい(鮒の昆布巻き)」みどり地区女性部
鹿島地方に古くから伝わる冬の保存食。
鮒を生きたまま昆布で巻き、大根などの野菜と煮込む。
鹿島では毎年二十日正月に恵比寿様、大黒様にお供えするために2日間くらいかけて、各家庭で炊かれる。各家庭で味付けも若干異なる。
材料
生きた鮒 | 600g |
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大根 | 1/2本 |
人参 | 1/2本 |
れんこん | 適宜 |
こんにゃく | 1/2枚 |
ごぼう | 1/2本 |
かんぴょう | 適宜 |
味噌 | 200g |
黒砂糖 | 100g |
水あめ | 75g |
あめがた | 適宜 |
昆布 | 100g |
このレシピに使われている野菜・旬・健康テーマ
※ 健康テーマは、レシピの中で使用している野菜の栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。
JA女性部レシピ
つくろう!
- 鍋に湯をわかし味噌をときうすーいみそ汁を作る。(「すめ汁」と呼ぶ)
- 昆布は、洗って半乾きにしておく、大根、ゴボウ、人参、レンコンは大きく輪切りにし、こんにゃくは大きく切っておく
- 生きたままの鮒を昆布一枚で巻いてかんぴょうで結んでおく。(鮒のウロコ、内臓はとらない)
- 大鍋に大根を並べ昆布で巻いた鮒を並べ、ゴボウ、レンコン、こんにゃく、を鮒の上に並べる。
- ④を水炊きする。(4~5時間)
- 水炊きした鍋に「すめ汁」と黒砂糖、水あめ、あめがたを入れアクを取りながら焦げ付かないように炊く。汁が少なくなったら「すめ汁」を加えながら鮒の骨が柔らかくなるまで2日間ほど炊く、人参は後から入れ1日ほど炊く。
焦げないように注意する。