稲を育てるための水をいろいろ変えてみよう
水田で育つ稲にとって、水は大切なものです。
その水を、いろいろ変えて育ててみましょう。
米を育てるためには、どのような水が適しているでしょうか。
実験と観察の項目例
- 水の量を変えてみる。
- 色水を使って育てたら、どうなるかを見る。
- 冷たい水と温かい水など、水温を変えて比較しながら育ててみる。
- 真水と塩水で、比較しながら育ててみる。
- 日本によくある軟水と、外国によくある硬水で、比較しながら育ててみる。
- いろいろな場所の水を使って、比較しながら育ててみる。
実験と観察の方法とポイント
実験
「冷たい水」と「温かい水」で稲を育てた場合、育ち方にどのような違ちがいが出るのか、調べてみましょう。
方法
バケツ稲を2つに分け、水やりのときに必ず温度を測り「冷たい水」をやる方と「温かい水」をやる方を決めます。
観察
発芽の時期が同じになるか、育つ早さに違いが出るか、そのタイミングを表にしておきましょう。また、温度によって違いが出るかも調べてみましょう。
結果
「冷たい水」か「温かい水」なら、「温かい水」の方がよく育ちます。冷た過ぎても、温か過ぎても、稲の成長には良くありません。
ポイント
稲はもともと、東南アジアが原産と言われています。水温や気温、湿度などによっても育ち方が変わります。また、寒い地域でも育てられるように、品種改良をしています。水の適温は16度から25度とされています。
冷たい水、温かい水を5〜10度ずつに分けて育てると、稲を育てる水の適温が分かります。
印刷用(PDF版)は、こちら