種もみの種類をいろいろ変えてみよう

よい稲を育てるためにはよい種もみが必要です。
よいものと悪いものの違いについて考えてみましょう。
また、いろいろな品種の種もみを育ててみましょう。

実験と観察の項目例

  • さまざまな品種の種もみを育てて、その違いをみる。
  • 種もみを半分に切ったものと切らないもので、その育ち方の違いをみる。
  • 去年のものと今年のもので、育ち方の違いを比べてみる。
  • 野菜の種と種もみでは、どのように育ち方の違いがあるのかを調べてみる。
  • 種もみと精米した白米を水につけて、発芽の様子を調べてみる。

実験と観察の方法とポイント

実験

種もみを半分に切ったものと切らないもので、稲の育ち方に違いが出るか、調べてみましょう。

方法

そのままの種もみ、縦たて半分に切った種もみ、横半分に切った種もみを用意して、育ち方を観察します。

観察

半分に切って2つになった種もみのうち、どちらがどのように育つのかも観察してみましょう。

結果

半分に切った種もみは、2つに切ったうちの片かた方ほうだけが伸のびます。育ち方は、半分に切ったものの方が少し育ちにくいようです。

重要ポイント

芽として成長していく「胚芽」の部分が残っている方が育ちます。そのため、半分にしたときに胚芽が残っていない方は、腐ってしまいます。また胚芽以外の部分は種が発芽するための栄養です。

種もみにも、いろいろな品種があります。また他の植物の種との違いも、調べてみましょう。

文:バケツ稲づくり相談員 小栗 千歌枝

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