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大きなお腹を抱えて…辛くなってしまった時には

プレママが辛くなると赤ちゃんも辛くなる

後期に入ると、プレママのお腹は大きくせり出してきます。体は重く、息苦しく、普通に生活するだけでも大仕事。さらに、お腹が張る、足がつる、便秘、腰痛、肩こりなど、妊娠期特有のマイナートラブルが伴いやすく、妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病に陥りやすい時期でもあります。初産のプレママは、出産への恐れや、赤ちゃんの健康、今後の育児などに対する漠然とした不安が出てくることもあるでしょう。ホルモンバランスの変化も加わって、イライラしたり、気が弱くなったりしてしまうのも当然です。
マタニティブルーは 香り高いほろ苦野菜でケア

でも、プレママがストレスを感じると、血管が収縮して血流量が少なくなってしまいます。長期的に緊張状態が続くと、赤ちゃんの発育にも支障が出てきます。上手に気分転換して、ストレスを逃がすことが安産への近道です。

後期のマタニティブルーは天然のアロマで上手に解消

体が凝り固まっているようなら、ストレッチをする、マッサージを受けるといった、直接患部に訴えかける手段も有効です。
心もほぐすために、例えば、果物でアロマテラピーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
レモンミカンなどのかんきつ類には、リモネンという香り成分が含まれています。リモネンには、精神を落ち着かせ、心身をリラックスさせる作用があります。
ハーブやエッセンシャルオイルの中には、子宮収縮を促すため禁忌になっているものもありますが、身近な果物ならばそのような心配もありません。優しく爽やかな香りでマイルドに自律神経に働きかけてくれます。

リモネンは特に皮に多く含まれているので、表皮に少し傷をつけて置いておくだけでも辺りによい香りが漂います。ゆっくりと皮をむく行為自体に癒し効果があります。果実ごとお風呂に入れてゆっくりバスタイムを楽しむのもおすすめです。

プレママへのイチオシ ゆずの香りで癒されよう

レモン、ミカンのほか、カボススダチはっさく、ブンタンなど、かんきつ類なら何でもよいのですが、特にプレママにおすすめしたいのは、古来より日本人がその香りに親しんできた“ゆず”です。

果実は、ビタミンCやクエン酸が豊富で、風邪予防や疲労回復、美肌効果もあります。
果汁を絞ってお湯や炭酸で割ったり、皮をうすく削って浅漬けに加えたり、すまし汁に浮かべたり。ゆず湯にすれば、血行を促進させ、肌をしっとりさせます。いい香りに包まれて体を芯から温めて、リラックス。心が軽くなることをしていきましょう。

「案ずるより産むが易し」という言葉もあります。あまり細かいことは考えず、出産の段取りを整えたら、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんに会える日を待ちましょう。

不安に感じていることを整理して先行きが見えてくると、だんだん気持ちも落ち着いてくるでしょう。体が辛い時は家事など無理をせず、今は赤ちゃんを産むことに集中しましょう。

マトメノート

  1. 1 妊娠後期のマタニティブルーは上手にストレスを逃がして乗り越える

  2. 1 ゆず等かんきつ類の香りに癒されよう

  3. 1 出産時・産後の見通しを立てたら後はドンと構える