秋の旬くだものクリ(栗)

クリ(栗)の写真

※ 健康テーマは、野菜に含まれる栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。

クリ(栗)

秋を告げる木の実
甘さ控えめで栄養豊富

栗ご飯や甘露煮など、秋の味覚に欠かせないクリは、縄文時代の遺跡から出土しているほど、歴史の古い果物です。京都の丹波地方で平安時代から栽培が盛んになり、国内に広がりました。タネを食用とするもので、ナッツの一種です。
かたい皮は、熱湯に1時間ほど浸しておくとむきやすくなります。
また、渋皮には抗酸化作用がある上、風味がよいので、調理の際は少し残しておくと、味わいと栄養価をUPさせることができます。

旬カレンダー

旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方

日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。

教えてJA!「クリ(栗)の豆知識」

クリ(栗)の栄養

炭水化物が豊富で、ビタミンB1、B2を多く含みます。B1、B2には、糖の代謝を助ける働きがあります。高血圧や動脈硬化に効果があるとされるカリウムや、貧血の予防が期待できる葉酸も含んでいます。

クリ(栗)の選び方

皮にツヤとハリがあり、虫に食べられた穴などのないもの、白っぽいおしりの部分が大きいものを選びましょう。重みのあるものもがよいです。

クリ(栗)の保存方法

新聞紙に包んで冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存する場合は、皮をむいて茹でてからにしましょう。
長時間そのままにしておくと、水分が飛んで、実が縮んだり、虫が入ったりするので注意しましょう。

ぷち情報

クリといえば外側の鬼皮をむいたあとに、さらに薄い渋皮をむくのが手間だという理由から、消費者のクリ離れが危惧されてきていました。そこで、国の研究機関では、2006年に国の研究所で皮がむきやすい「ぽろたん」という品種を開発しました。切れ目を入れて加熱すると、渋皮が簡単にむけます。

クリ(栗)を使ったレシピ

栗とごはんのまろやか豆乳ムース

  • 30分
  • 129kcal

ホクホク甘い旬の栗を豆乳ムースにトッピング。 おいしくてヘルシーなんて、なんだか嬉しくなりますね。

京都府「栗おこわ」JA京都女性部

  • 90分
  • kcal

祭、お祝いの時に食べる料理 栗の時期・秋まつり・お祝い事 等

京都府「栗入り赤飯」JA京都市女性部

  • 60分
  • kcal

秋は祭りが多いので、お祝いとして旬の栗を入れます。

長野県「甘納豆入り栗おこわ」JA上伊那生活部会(伊那地区連絡協議会)

  • 120分
  • kcal

その昔、各地の山村ではお米の不足を補うかさ増しの役割からはじまったとか。ほっくりした栗と甘い甘納豆とのハーモニーは絶妙です。

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クリ(栗)と同じ時期に出荷の多い野菜・くだもの