秋・冬の旬野菜コマツナ

コマツナの写真

※ 健康テーマは、野菜に含まれる栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。

コマツナ

豊富なカルシウム
たんぱく質や油と取ると吸収率UP

中国原産で、江戸時代に小松川(現在の東京都江戸川区周辺)で栽培されていたことから、コマツナと名付けられました。今も東京での栽培が多く、関東での雑煮には欠かせない野菜です。
ハウス栽培が盛んで1年中出回っていますが、旬の中心は冬です。寒さに強く、霜にあたると甘みが増して美味しくなります。
茎を広げるようにして、流水でよく洗ってから調理しましょう。アクが少ないので、下茹での必要はありません。

旬カレンダー

旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方

日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。

教えてJA!「コマツナの豆知識」

コマツナの栄養

β-カロテン、ビタミンK、ビタミンB群、C、カルシウム、鉄、食物繊維など様々な栄養素を含んでいます。特にカルシウムはホウレンソウの3倍以上含んでいます。骨にカルシウムを沈着させる作用のあるビタミンKの含有量も多いので、骨粗しょう症予防に効果的な緑黄色野菜です。

コマツナの選び方

葉の緑が濃く、葉先までピンとしたみずみずしいものが良いです。株は、大ぶりでしっかりしており、茎にハリとみずみずしさがあるものを選びましょう。

コマツナの保存方法

湿らせた新聞紙に包み、立てて野菜室で保存します。すぐに食べ切れない場合は、軽く茹でて、冷蔵か冷凍しましょう。

ぷち情報

冬の寒さにさらして「寒締め栽培」されたものを「ちぢみ小松菜」といいます。うま味の濃さが特徴です。
最近の縁が濃く、葉に厚みのある品種は、チンゲンサイの性格を取り入れたものです。

コマツナを使ったレシピ

佐賀県「3色彩り手まり寿司弁当」JAさが みどり地区女性部(杵島地区)

  • 90分
  • kcal

昔、遠足の時や田植えの時などに母が作ってくれていたお弁当です。焼き海苔の手まり寿司は「ざくろ寿司」と呼んでよく食べていました。1個のサイズが小ぶりなので、外でも食べやすく、子どもと一緒に楽しく食べられます。

滋賀県「かんぴょうのごま和え」JAしが女性協議会

  • kcal

「水口かんぴょう」は、滋賀県甲賀市水口町で江戸時代から栽培され、歌川広重の東海道五十三次「水口宿」にも描かれている歴史ある滋賀県の伝統野菜です。昔ながらの手剥き・天日乾燥による手間暇をかけた製法で、「ふんわりと柔らかい」、「煮えやすい」、「だしをよく含む」などの特徴があります。巻き寿司のほか、色々な野菜と炊きあわせたり、酢の物や和え物、若い世代にはサラダなどにも幅広く利用されています。

さつまいもと小松菜の煮物

  • 30分
  • kcal

苦味を抑えた小松菜と甘いさつまいもがマッチします。

様々なコマツナの品種

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コマツナと同じ時期に出荷の多い野菜・くだもの