春・秋の旬野菜チンゲンサイ
チンゲンサイ
煮崩れしない万能野菜
ビタミン、ミネラルも豊富
中国の華中地区で作られていたチンゲンサイは、日本に最も広まった中国野菜の一つです。ハクサイの仲間で、シャキシャキとしていて、ほのかに甘みがあり、煮崩れしないのが特徴。中華料理はもちろん、西洋料理にも合う万能野菜です。
栄養分の流出を防ぎ、色鮮やかに仕上げるためにはまず、チンゲンサイに塩を振って油で炒めます。しんなりしたら半分が浸かる程度の熱湯で火を通し、水を切り完成です。
最近では長さ15㎝ほどのミニチンゲンサイも登場。株のままあるいは、葉を丸ごと1枚で料理に入れるときに便利です。
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旬カレンダー
旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方
日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。
教えてJA!「チンゲンサイの豆知識」
チンゲンサイの栄養
強い抗酸化作用があり、ガンや生活習慣病の予防に期待できるβ-カロテンが豊富です。葉酸やビタミンCのほか、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル類も多く含みます。アクやクセがないので、栄養素の損失が比較的少ないため加熱や電子レンジ加熱向きの葉野菜です。
アブラナ科野菜がもつ成分イソチオシアネートにも抗ガン作用があります。
チンゲンサイの選び方
葉脈がはっきりとしていて、葉や茎全体にハリがあるものを選びましょう。下部が丸みを帯びて肉厚で、ツヤのよいものがよいです。
チンゲンサイの保存方法
湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて、野菜室で立てて冷蔵します。
ぷち情報
中華料理の食材として中国から輸入されたのがチンゲンサイ、パクチョイなどで、当初はいろいろな名前で呼ばれていましたが、農林水産省により、青い軸のものを「チンゲンサイ(青梗菜)」、白い軸のものを「パクチョイ(白菜)」と呼び名が定められました。