春の旬野菜タケノコ(筍)
タケノコ(筍)
竹の若芽を食す
鮮度が命の食材
竹の地下茎から出てくる若い芽をタケノコと呼びます。鮮度が命の食材なので、購入したらなるべく早く調理しましょう。掘りたては生でも食べられますが、通常は下茹でします。
部位ごとに特徴があるので、使い分けましょう。先端の姫皮は、吸い物や酢の物に。穂先は煮物や和え物に向いています。中心は、歯ごたえがあるので、煮物や炒め物、天ぷらと幅広く使えます。根元は硬めですが、薄切りやさいの目切りにして、炊き込みごはんなどにすると美味しくいただけます。
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旬カレンダー
旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方
日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。
教えてJA!「タケノコ(筍)の豆知識」
タケノコ(筍)の栄養
不溶性食物繊維のセルロースが豊富で、便量の増加や消化管通過時間の短縮を促し、便秘や大腸がんの予防にも効果的です。野菜類の中ではたんぱく質を多く含み、うま味のもとであるアミノ酸の一種、グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸が含まれています。カリウムが多く、塩分の排出を促し、高血圧予防に期待できます。
タケノコ(筍)の選び方
形がよくずっしりとしており、皮が淡黄色でつやのあるものを選びましょう。
穂先は、黄色で開いていないものが良いです。穂先が緑色のものは、日に当たった証拠で、筋が硬く、えぐみが強くなります。
切り口は変色していなくて、みずみずしいものを、根元はいぼが少なく、赤い斑点のないものがよいでしょう
タケノコ(筍)の保存方法
エグみが出るのですぐに茹でましょう。茹でる際には、皮つきのまま先端を大きく斜めに切り、皮の部分に縦に切り込みを入れます。ひとつかみのぬかと一緒に大きな鍋に入れて水から茹でます。沸騰したら弱火にして、根元に串が通ったら火を止めます。40~50分が目安です。茹で湯ごと冷ました後、水にひたせば、冷蔵庫で一週間保存できます。
ぷち情報
皮には、イノシシやキツネなどの動物に食べられないように、タケノコを守る役割があります。実はあの皮が、タケノコと竹を分ける境界線なんです。背が伸びるにつれて、皮は一枚一枚、自然とはがれ落ちて、すべて落ちると竹になります。皮が全部落ちるのに30日かかります。皮をかぶっているのがタケノコで、皮が完全に取れたのが竹。タケノコはまさに“脱皮”して竹になります。
ぷち情報②
旬は春ですが、夏と秋に取れるタケノコもあります。
夏は、鹿児島県などで取れる「カンザンチク」です。えぐ味がなく、そのまま炒めて食べることができます。
秋は、切り口が四角で細長い「シホウチク」です。10~11月中旬に収穫する、まさに「秋のタケノコ」です。
ちなみに、春によく目にする円すい形のタケノコは、日本の竹林に多い「モウソウチク」です。
竹は60~120年に1回花を咲かせ、その後は一斉に枯れてしまう性質があります。