春・夏の旬野菜ミョウガ(茗荷)
ミョウガ(茗荷)
夏を代表する薬味
さわやかな薫りで夏バテ防止
地下茎から出る花穂を食すので「花みょうが」とも呼ばれています。3世紀に書かれた『魏志倭人伝』で書かれているほど日本では歴史が古いミョウガですが、野菜として栽培しているのは日本だけ。といわれています
刻んでかつお節としょう油をかけたり、みそ汁の具材にしたり、薬味としてだけでなく、一品にできるのも魅力です。ナスと一緒に煮ると、相性がとてもいいです。
ミョウガの若い茎を、光を当てずに栽培し、ほんの少しだけ日に当てて赤みをつけたものを「みょうがたけ」と呼び、3~5月に出回ります。
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旬カレンダー
旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方
日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。
教えてJA!「ミョウガ(茗荷)の豆知識」
ミョウガ(茗荷)の栄養
さわやかな香りはアルファピネンという精油成分で、食欲を増進させる働きがあります。発汗や消化の促進に加え、血液循環や呼吸機能を高めるほか、眠気を覚ます効果があります。夏バテ予防におすすめです。
ミョウガ(茗荷)の選び方
花みょうがは、色ツヤがよく、ずんぐりとした丸みがあり、身が締まっているもの。傷がついておらず、蕾が開いていないものを選びましょう。花が咲いたものは、中がふかふかになり、風味が失われます。
みょうがたけは、茎が白く、ほんのり紅色に色づいたものが良いでしょう。
ミョウガ(茗荷)の保存方法
湿らせたキッチンペーパーで包んで野菜室に入れると、10日ほど保存できます。刻んで冷凍保存もできます。酢漬けにすると保存がきき、赤が鮮やかに発色して美しいです。
ぷち情報
「茗荷」の名前の由来は、釈迦の弟子からきているといわれています。その弟子は、悟りまで開いた優秀な人でしたが、自分の名前だけは覚えられないという悩みをかかえていました。そこで釈迦は、名前を書いた札を用意してあげ、首からぶら下げさせましたが、それすらも忘れてしまいます。そしてなんと死ぬまで自分の名前を覚えることができませんでした。
死後、弟子の墓に生えたのが、今の「茗荷」です。自分の名前を荷って苦労したことから、名付けられたということです。